40万部を突破しているベストセラー、『メモの魔力』が自己分析に役立つと就活生の間で話題に。メモを取って自分と向き合い、深掘りすることで自分の強みが見つかります。著者の前田裕二さんに具体的な活用法を教えてもらいました!
前田裕二さんって?
1987年生まれ。早稲田大学卒業後、外資系投資銀行を経てDeNAに入社。その後、仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。2015年にSHOWROOM株式会社を設立。今、最も注目されている起業家の一 人である。著書『人生の勝算』(幻冬舎文庫)も話題沸騰中。
こうすれば『メモの魔力』は就活に活かせる!
「自己分析に役立つ!」と就活生の間でも話題沸騰中のビジネス書。今最も注目されている起業家による渾身のメモ術が惜しみなく紹 介されています。『メモの魔力』¥1,400(幻冬舎刊)
”メモを取る”ことで、自分の本質がわかります
今回、前田さんが、就活に必要な自己分析へのお題を出してくれました!
→人に褒められたポイント上位3つは
「あなたの強みは何ですか? そしてそれに紐づけられるエピソードは何ですか?」と聞いても、自分の長所を最初から印象的な具体例に絡めて話せる人はほぼいません。
でも、自己分析をするときにまず大切なのは、〝自分のCAN、すなわち強みを導き出す〞こと。難しい作業ですが、長所やユニーク性というのは客観認知できるもの。
だから、まずは周囲の人の意見に頼ったほうが、より具体的なエピソードが出やすいんです。
まずは前田さん流のメモの取り方をCheck!
ノートはできるだけ大きめのものを見開きで使用。
(前田さんは縦21×横13cmのモレスキンのものを愛用)
開いた2ページを、図のように5つに分けます。
左ページには横線と縦線を1本ずつ、右側には縦線を1本引きます
①「ファクト」欄には、客観的な事実を書きます。気づいたことをとにかく書いてみて。
②「抽象化」欄には、左に書いた「ファクト」の理由や背景、時には、さらに深掘った具体例やエピソードを。
(「抽象化」欄に具体例を書くことになるけど、そういう使い方もあり!)
③「転用」には、「抽象化」で出てきた具体例を受けて、そこからさらにどういうことが言えるか(例えば、その特性をどう応用し、次の行動に繋げられるか)を考えます。
ノートの左上のスペースには、この見開きで考えるお題(質問)を書いてスタート。
また、左ページの「標語」には、「転用」までの過程で出てきた答えを一言で表現したものを。ここが自分のキャッチコピーになります。
いかがでしょうか? 次回は読者の方の自己分析を前田裕二さんにチェックしてもらいます!
撮影/岡田こずえ 取材/棚田トモコ 編集/千田真弓