連日連夜のES提出で目は血走っているし、慣れないヒール靴で足は棒。そんな状況での“お祈りメール”で、メンタル崩壊寸前になるのは当たり前。今回は軽やか&ポジティブに就活を乗り切るための【科学的な3つの方法】をご紹介します。
みんなは就活で辛いとき何してた...?
こんなときどうする?
✅ESを書くのが辛い
✅試験対策がだるい
菅原洋平先生の「行動力を高める科学的な方法」を試してみて!
脳だって、内臓の一つ。胃と同じように、酷使したら疲れてしまいます。脳がサッと動ける環境を作るには、以下の3つが大事。求人情報を調べてスケジュール管理をするなどのインプットと、ESを書くなどのアウトプットの作業は、別の場所で行う方が脳が混乱せず、集中できます。
作業療法士/「ユークロニア」株式会社代表
菅原洋平先生
国立病院機構で脳のリハビリテーションに従事した後、脳の機能を活かした人材開発を行うビジネスを展開。著書『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』(文響社)など、大ヒット本多数。
【行動力を高める方法①】作業スペースでは他のことをしない
脳はある場所で行った行為をセットで記憶します。ESを書く場所を決めたら、そこではESだけ書くように。このデスクではESだけ、飲食や睡眠は別の場所(例えば別のソファ)へ移動してください。関係ないものは机の下に置くなどして、視界に入れないのも大事。この場所ではESを書く、と限定することで、脳はシンプルに行動に移せるようになります。
【行動力を高める方法②】“ちょっとだけ”やる
ESを書くとき、まず会社情報を調べて休憩、それから実際に書き始めようとすると、腰が重くなりがち。別のタスクを一から始めると思うと、脳は負担を感じてしまいます。会社情報を調べてから、1行だけでも記入して休憩すれば、一度やったことなので脳の負担が半減。次の動作にちょっとだけ手をつけてからひと区 切りすると、ぐっと再開しやすく。
【行動力を高める方法③】「〇〇しなきゃ」でなく「〇〇やる」と言う
「ES書かなきゃ」と言うのは禁止。脳が書くのか書かないのか混乱して、行動力が低下。「ESを書く」と言えば、脳はすんなり動けます。その設定は過去に達成できた範囲で設定を。理想の設定をしても達成できないと、ストレスがかかってやる気がダウン。また、「全然できなかった」と言うのも禁止。「1時間で3行 書いた」と事実を脳に伝えて。
イラスト/柿崎サラ 取材/亀井友里子 編集/髙田彩葉
※この記事はJJ3月号を再構成したものです。