1854年に創設され、トップブランドとして君臨し続けるルイ・ヴィトン。160年以上の時を経てもなお進化が止まることのないこのブランドについて、もっと深く知ってみませんか?
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最新コレクションのテーマは “タイムクラッシュ”
2020AWコレクションが発表されたのは、2020年3月。舞台は歴史深い名作の数々からモダンアートまでを所蔵するルーブル美術館。“タイムクラッシュ(=時間の衝突)”というテーマを掲げ、過去を振り返りアーカイブを回帰することによって、新たなものを生み出していく姿勢を表現しました。新型コロナの影響を多大に受けたパリコレクションの最終日に発表された決まりごとや制約に縛られない多様性あふれるファッションは、世界中の人にポジティブな気持ちを与えることとなります。
PHOTO:Getty Images
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「SINCE 1854」に込められた 歴史を紡ぐストーリー
ニコラ・ジェスキエールが2020AWコレクションで発表した「SINCE 1854」にも、過去と現在、そして未来をミックスしていく姿勢が色濃く表現されています。パターンの中でもひときわ大きくデフォルメされた8の数字は、モノグラム・キャンバスの花びらモチーフを彷彿させる仕上がり。新しいクリエイションの中に過去のアーカイブを引用し、それを紐解くことでメゾンの新たな価値を紡ぐ。そんなものづくりへの真摯な姿勢が脈々と引き継がれているからこそ、このブランドは愛され続けているのです。
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“旅”はメゾンの重要なコード
旅行用鞄からその歴史をスタートさせたこともあり、“旅”というキーワードはルイ・ヴィトンを知る上で欠かせないもの。パリのグラン・パレを皮切りに、東京、ソウル、そしてニューヨークにて開催されたエキシビション「Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton(空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン)」展でも、メゾンの歴史を旅をテーマに10章に分け、その歩みと進化を振り返りました。
日本では2016年に東京・紀尾井町で開催された「旅するルイ・ヴィトン」展。壮大な空間演出も話題を呼んだ。©Jeremie Souteyrat
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時空を旅する体験をフレグランスでも
フレグランス「ウール・ダプサンス」は、1927年にメゾン初のフレグランスとして発表された同名フレグランスをインスピレーション源とする香り。残念ながら当時の製法やレシピは残っていませんでしたが、“余暇の時間”という名前から着想を得て、同じ名前を冠したフレグランスとして約1世紀の時を経て蘇りました。過去のアーカイブに敬意を表し、新たなクリエイションへとつなげていく。メゾンに受け継がれるものづくりへのこだわりは、こんなところにも表れています。
ウールダプサンス100ml¥35000
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デイリーユースがかっこいい♡セレブの愛用 アイテムをパパラッチ!
JJ世代の海外セレブたちにも大人気のルイ・ヴィトン。カジュアルなスタイリングに合わせる抜け感コーデを多数目撃! デニム&モノグラムの組み合わせは相性抜群。今すぐ真似できるお手本コーデとして要チェック。
PHOTO:Splash/AFLO, X17/AFLO
編集/宮島彰子
※この記事はJJ1月号を再構成したものです。