コラム

面接でキャリアプランやビジョン、夢、目標など将来像や未来の姿を聞かれたときの答え方【就活連載⑬】

就活応援プラットホーム「就プラ」の管理人による、就活連載・第13回。
基本の就活対策~刻々と変化する最新就活事情まで、就活生・20代女性必読の情報をお届けします。

新卒枠としての就活や転職活動の採用面接の中で、面接官は様々な角度から質問を行い、応募者が自社で活躍できる人材なのかを確認してきます。キャリアプランや将来像など応募者の展望を聞く面接官は割と多いものです。

コロナ禍で、目の前の学業や就活に対しても不安で一杯なのに、『展望を語れと言われても…』と思う人も多いでしょう。

でも、企業側が確認をする確率が高い質問であることは事実なのです。何も準備をしていない状態で、展望を突然聞かれたら、きっと戸惑いますよね…。

学校を卒業して社会人になると、多くの時間を仕事に費やします。充実した社会人生活を過ごすために、大きな夢や目標でなくても構いませんから、学校卒業後の未来の姿と向き合ってみませんか?!

最後まで当記事をお読みいただき、夢や目標などについての返答の仕方を確認しながら、皆さんにとっての未来を考えるきっかけにしてください!

①面接官が将来像や未来の姿などを確認する理由

面接官は、なぜ将来像や未来の姿などの展望を確認するのかを、一緒に考えてみましょう。

未来に対しての質問の意図は、会社側が提供できる就業環境や仕事内容、求める人物像と合致しているかを確認して、応募者側のニーズとミスマッチがないかを判断していることが大半です。具体的には、以下などですね!

・具体的な就業イメージが出来ているか
・イメージする将来像に到達するスピード感を確認
・世の中の状況や業界のことを把握した上で未来と結びつけているか
(上記の主語は、全て応募者や求職者)

例えば、以下のようなケースは、企業側と応募者の相性が良いと思いますか?

【応募者が理想とする働き方】
時間をかけてじっくりと成長していきたいと考えている。専門性を追求するようなスペシャリスト志向の働き方。

【企業側が求める働き方】
スピード重視。様々なものへ果敢に挑戦する環境。守備範囲が広いゼネラリスト志向(何にでも取り組める人)の働き方。

普通に考えると、ミスマッチが生じる確率が高そうですよね…。

企業側としても、短期間で退職に繋がるような採用は、応募者、自社の双方にとってマイナスがあると考え、求める働き方にズレがないように応募者の展望を確認するのです。

②良くある質問例をご紹介

次は、参考までに面接官から聞かれることが多い、未来に関する質問例をいくつかご紹介します。

・5年後の自分自身の姿を教えてください。(3年や10年も良く聞かれます)
・あなたの夢をお聞かせください
・将来どのような目標を成し遂げていきたいですか
・あなたのキャリアビジョンをお聞かせください
・あなたが理想とする未来の姿を教えてください

これらの質問内容は、表現に多少の違いはあるものの、先ほど説明した通り、応募者のキャリアビジョンと会社が提供できる環境や求めるものと一致しているのかを、確認するための質問となります。

自己分析をもとに、自分自身が理想とする働き方を考えておきましょう!

③将来像や未来の姿などの答え方

最後に、将来像や未来の姿などの答え方について解説します。

面接で聞かれる質問は、どんなものであっても事前準備が必要と考える人が多いとは思いますが、未来ついての質問は、特に念入りに準備をすべきだと考えています。

過去のことは、その場で思い出すことで、ある程度は回答できるかもしれません。しかし、未来のように実際に経験をしていないものは、簡単には想像できませんし、その場しのぎの考えでは中身が薄く、評価には繋がりにくいでしょう。

未来についての質問は、以下を事前に整理してください!

【事前に整理すべきこと】
・働く上での目標や、応募企業での仕事の展望を整理する
・企業が目指すべき方向性をしっかりと調べる

そして、この2つを踏まえて、自分自身にはどのような能力やスキル、知識を身につけ成長するべきなのかも整理してください。(今、自分に自信がある能力がどのように活かせるのかも含めて考えてみる)

加えて、上記の2つが一致した先にある皆さんの未来を、仕事とプライベートのバランスも含めて考えてみましょう。

そこまで未来を想像出来たら、なぜそうなりたいのかについてもじっくりと考えてみてください。具体的なストーリーまでをイメージ出来る状態になったら、下準備は完了です。

最後に、業界の状況、応募企業での仕事内容、働き方や社風なども調べて、皆さんが想像した未来の姿が非現実的なものにはならないよう確認しておきたいですね。例えば、部長の平均年齢が50歳という実情に対して、5年目に部長になると言ったらさすがに現実的ではありません。

繰り返しになりますが、『未来に対する質問』はしっかりとした事前準備が必用不可欠です!当記事をきっかけに、今から就活の準備を進めてみてはいかがでしょうか!?

★就活応援プラットホーム「就プラ」とは?

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