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“彫刻ボディ”で話題のギャビー 1st写真集発表記者会見「初めてのピンク衣装を着てみました♡」

2024年4月7日(日)、東京・新宿ブックファースト新宿店で『JJ』専属モデル・ギャビーさんの1st写真集『FAITH』発売記念イベントが開催されました。身長167cm、股下79cmに、整った小顔と唯一無二の“彫刻ボディ”の持ち主として活躍する人気モデルでありながら、Netflix『オオカミちゃんには騙されない』出演やTBS系『オールスター感謝祭’24春』の赤坂マラソンで女性ではぶっちぎりの華麗な快走を見せるなど注目を集めるギャビーさん。4月12日の発売に先立ち、コンセプト、ロケ場所、衣装など、ご自身がトータルプロデュースしたという特別な思いのこもった写真集の制作秘話や見どころについて語ってくれました!

ギャビー

1996年10月20日生まれ。ファッションモデル。日本人の父とアメリカ人の母を持つ。アメリカで誕生し、4歳で福岡に移住。モデルになるため16歳で単身上京。初日に渋谷で雑誌にスカウトされモデルをスタート。2019年より光文社『JJ』専属モデルとして活躍中。

ビジュ―とスリットが素敵なピンクドレスで登場♡

じつはこのような場でピンクを着たのが初めてなんですけど、いつも強いイメージに見られちゃうから「自分にあうかな?」と思って。でも新しい自分を出したくて少しでも春っぽいさわやかな感じを出したくて選んだ衣装です。

 

ギャビーのHAPPYオーラ炸裂!1st写真集発表記者会見スタート

——写真集『FAITH』は、どんな内容ですか?

モデルの仕事をして10年を機に写真集を出したいと思っていて、全部自分でセルフプロデュースして、一つ一つページに関わらせて頂いたので、もう納得がいくまでとことん自分の思いを詰め込んだ1冊になっています。点数をつけるとしたら100点満点以上です。「大変よくできました!」って感じで全部やり切りました。

スタッフさんにも本当に恵まれて完璧な写真集になっています。クリエイティブスタッフが全て女性だったので、結構大胆に、正直「全部」くらい脱いでいます(笑)モデルとしてグラビアを表現したいと思い、自分のスタイルで最大限に綺麗に見せることを意識しました。

スタッフがみなさん大御所のすごい方たちばかりで、リスペクト出来る方たちで、常に吸収させてもらうことが多い現場でした。自信がないポーズなども「そのままの自分の状態で大丈夫!」という空気をつくってくださいました。

撮影では、ファッションモデルとしてのモデルっぽいファッションシュート(撮影)とグラビアを掛け合わせたものに挑戦したり、ベッドルームでの撮影や水着など、私のふり幅が見れるんじゃないかなと思います。

——「お尻」にフォーカスした理由は?

結構、体づくりを頑張りました。お尻だけは私にとって唯一自由に形を変えられるパーツなんです。ほんとです!×3(笑)。そこをちゃんとトレーニングして、くびれからのお尻のフォルムを砂時計のような形に出来たという感じで。撮影もそのベストな形が完成したタイミングで撮影させてくださいとお願いしました。お尻のトレーニングは道具を使ったりせず、どこの筋肉に重点を当てるかを意識して動かすようなことをしました。

お尻のバックショットがありますが、現場が女性のスタッフさんというのもありましたし、絶対にカッコ悪い写真集を出したくないという強い思いがあったので、下品にならず作品として残せるものを意識しました。出来上がりを見て「これなら出せる」って安心したショットでした。

——制作期間はどれくらいかかったのでしょうか?

本当は3~4か月の期間で撮ろうとしていたんですけど、私が体を絞りすぎちゃって(笑)。ストイックなところがありアスリート並みに絞ってしまって、逆にそれじゃ思っているような作品にならないとなり、そこから増量して良い体のバランスが取れるまで時間をかけました。

写真集を売るタイミングではなく、自分の1番のコンディションで出したいというのを優先してもらったので時間をかけることが出来ました。結局、準備に8か月、撮影は3日というスケジュールでした。

——1番お気に入りのカットは?

本当に妥協していないので、全部(のシーンが)お気に入りと言いたいのですが、このキッチンでのシーンは「1枚破って飾っておいてもおかしくない!」と思う、表紙にしたいほどの写真が撮れたと思います。

——完成した写真集は誰に見せましたか?

今アメリカからちょうどおばあちゃんが来日中で、昨日のTBS『オールスター感謝祭’24春』でマラソン企画の出演もあり、写真集と併せてそちらの仕事も見てもらいました。とても感動してくれていました。マラソンは本当に頑張って気持ちだけで走りました。女子で1位だったんですけど、「根性」とか「気合い」とか口だけじゃなく走る姿でちゃんとみなさんに自分の気持ちを届けられる機会になりました。来年も頑張りたいです(笑)

——『オールスター感謝祭』での走りが話題でしたが、トレーニングしていたのですか?

じつはみなさんには「何もしてない」と言ってたんですが……実際は2日おきに4.5㎞走ってました。ダウンタイムで1回体を休めないといけないので、合間にサウナや温泉にはいって2日おきに4.5㎞走るのを1か月間走りました。

これまで10年間全く走ったことなくて、出演が決まって走り始めたんですけど「こんなに4.5㎞走るのってきついんだ」と思って(笑)トレーニングしてタイムを少しずつ縮めて1㎞を最初7分で走りましたが、今は1kmを5分で走れるようになるまで頑張りました。

ただ、そのトレーニングで坂を走ってなくて、練習時にタイムを見たときに「あれ?オールスター優勝かも?」と思ったんです。そしたら本番は坂が……(笑)。坂をなめてて、結果が出せず、そこで課題が見つかりましたね。

——巻末のインタビューでは壮絶な過去を明かしてくれていますが、どんな過去だったのでしょうか?

当時、言葉がわからずアメリカから日本に来たり、両親がおらず施設にいたこともあったり、お金が無くてご飯が食べられず校長先生が毎日給食を残しておいてくれていたり、地域の人に助けて頂き生活を送ったりと、振り返ると「よくやってこれたな」と思うんですけどポジティブにまわりの人が私を温かく迎え入れてくれたおかげで幸せで恵まれた環境がありやってこれましたね。

福岡に住んでいたのですが、洋服が好きでお店を見に行ったりするときも電車に乗るお金が無かったので繁華街の天神まで往復10時間かけて歩いたこともありました(笑)

——『FAITH』というタイトルにはどういう思いが込められているのですか?

「FAITH」は私のミドルネームで本名なんですけど、写真集のコンセプトが「すべてをさらけ出す」なのですが、いつもの濃い目のメイクも止めてすっぴん風にしたり、スタイルも隠さず外に出したり、そして本名をさらけ出すことで「私の中で一皮むけた」という思いを表現するべく「FAITH」とつけました。

——タイトルの様に10年間なぜここまで自分を信じてこれたのですか?

私の名でもありますし、幼少期は親が一緒にいなかったんですけど、今は父や産んでくれた母を世界で一番愛していて、小さい頃から信じることが身についていたというか、人を疑ったりすることが無かった性格なので、ネガティブなことに目がいかないでポジティブに前に前にと行くタイプだったからかと思います。

父の言葉で「自分以外を信じるな」「人のせいにするな、全部自分で決めろ」というのを大事にしてきたのもあります。現実は、なかなか信じられないことばかりでしたけど(笑)自分が選べば人のせいにならないですよね。

今回も一つ一つのプロセスで写真集のことすべてに関わることが出来、カメラマンさんの大変さ、スタッフさんの下準備にかけた時間の長さとか、スタイリストさんの用意してくれる衣装の重さとか、それぞれのお仕事を知っていったのですが、自分が関われば人のせいに出来ませんよね。

他人任せにすると誰かのせいにしちゃうのかなと思いますが、全部自分でやれば、結果がどうであれ「しょうがないや」と次に進めますから。そうやって乗り越えてきました。本当にスーパーポジティブなんです、私(笑)。

——27歳になりこれからどんな人生を歩いていきたいですか?

今後、毎日毎日レベルアップしてちゃんと自分磨きもそうですし、仕事としてのステップアップもしていきながら行けるところまで行きたいです。自分を「ここまで」とゴールを決めたくないのですが、海外のファッションショーを歩きたいという夢もあります。

プライベートは「仕事が恋人」と言っていいくらい、ほんとに何にもなくて(笑)恋愛リアリティ番組にも出させてもらったんですけど、今は仕事を頑張りたいと思います。

——写真集を手に取ってくれたファンのみなさんに伝えたいことは?

幼少期、過酷な現実がたくさんあり、すごく嘆くような環境であっても、私がここまでこれたのは「モデルになりたい!」という気持ちがあったから。その時の自分の気持ちが今もずっとあります。

夢や希望を無くしたり、どこを目指していいかわからなかったり、「夢は頑張れば叶う」という言葉がエゴに聞こえると言う人もいるかもしれませんが、でも本当に「人以上に努力したら叶う!」ということを伝えたいです。

この写真集の私の表情を見てもらったり、これまでの10年間の私の歩みを見てもらって、少しでも誰かに勇気を与えられたり夢の後押しが出来たらうれしいです。

 

撮影/TOWA 取材・文/加藤文惠 編集/齋藤菜月

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