コラム

イイネの呪縛。瀬戸晴加コラム#2

「働く女子の現場から」#2

先月から始まったこの連載、前回は「分かりあえないおじさんと私たち」というテーマのもと、平成VS昭和という切り口でお小言を述べてみました。今回は何を書こうかな~と悩んだとき、ふと“ゆとり世代の主張。”というタイトルが目に入ってきて、そうだ、今回はゆとり世代ならではの悩みを吐こう、と思ったワケなんですが。

私たち世代とおじさん世代の圧倒的な違いは、と聞かれたら“SNS”この一言に尽きると思うんです。

人とつながるのも、何か情報を得るのも、私たちの気分までも左右するSNS。時代とともに関わり方もプラットフォームも多様化していく中で、より密接に、そして複雑になっていて、切っても切れない関係じゃないですか、私たちとSNSって。なかでも私はPR会社に勤めている分、周りの友達よりもアクティブにSNSを使っている(ように見えていると思う)けれど、そんな私ですら最近悩んでいることがあって。

少し前までは、なかなか会えない友人との近況報告ができたり、返信の要らないラクさであったり、フォロワーの増えるワクワク感だとか、楽しさを感じる部分が多かったSNS。ガラケーからスマホに移った大学生くらいからどっぷりその楽しさに浸っていって。でもそれから数年が経った今、現実世界とSNSのどちらが拠点なのか分からなくなってきたというか、最近私、〝イイネの呪縛〟に苦しんでいるんです、ものすごく。

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