第40回 モントリオール世界映画祭 最優秀芸術賞受賞!
映画「たたら侍」主演・青柳翔さんにインタビュー
ファッション業界をテーマにしたドラマ「ファーストクラス」の間宮充役でJJ世代にも絶大な人気を博した、劇団EXILEの青柳翔さん。その後も活動の幅を広げ、明日5月20日に公開される映画「たたら侍」では主演を務められました。
1985年4月12日生まれ。北海道出身。舞台「あたっくNo.1」(09)で俳優デビュー。その後劇団EXILEのメンバーとなり、映画・ドラマ・舞台などで幅広く活躍している。主な出演作品に、『東京難民』(14)、『極道大戦争』(15)、『HiGH&LOW THE MOVIE』(16)、ドラマ「聖女」(14)、「ファーストクラス」(14)、「残花嫽乱~美しき罠~」(15)、「ワイルド・ヒーローズ」(15)、「きんぴか」(16)など。
Q:映画「たたら侍」は1作品を通して主人公・伍介が成長する作品だと思います。青柳さんが思う“伍介が一番成長したと思う部分”はどんなところですか?
作品を通じ少しではありますが、成長させていただいたかなと思います。ラストの雪の中でのシーンが一番の山場でした。とても静謐なシーンですが、伍介が未来に向けて一歩踏み出す瞬間だったかなと思います。
Q:1番苦労したのもラストシーンだとか?
1番苦労したというか、こだわったのはラストシーンです。そこに至るまで伍助は家族や仲間を巻き込みながら、たくさん失敗も挫折もしてきたので、辛い経験をした彼をどう表現するか。そこに注力して演じました。
Q:石井杏奈さん演じるお國との関係も見どころですね。お國は伍介を見守りながらも自分のやるべきことはしっかり全うしています。青柳さんは三歩下がって待っているような女性と自立した女性、どちらに魅かれますか?
彼女のように芯があって、自立している女性は素敵だなと思います。
Q:伍介のように青柳さんがご自身のキャリアで成長されたと思うことやターニングポイントとなった作品はありますか?
1番最初に出演した舞台「あたっくNo.1」(09)は、右も左もわからなくて毎日すごく怒られていました。「辛いなぁ」と思ったこともありましたが、ある日演出家さんから「何で同じことをするんだ。何でもいいから新しいことをやってみろ!」と言われたことがきっかけで、「失敗しても笑われてもいいからその気持ちに応えたい」という気持ちが原動力に変わりました。今思うといい経験だったし、転機になった作品です。