ベストセラー『メモの魔力』が自己分析に役立つと就活生の間で話題に。今回は就活を控えるB子さんの悩みを前田裕二さんが解決! 就活を控えているのに、「インパクトのある面白いエピソードがない」という〝就活あるある″なお話。前田さんの結論は…?
前田裕二さんって?
1987年生まれ。早稲田大学卒業後、外資系投資銀行を経てDeNAに入社。その後、仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。2015年にSHOWROOM株式会社を設立。今、最も注目されている起業家の一人である。著書『人生の勝算』(幻冬舎文庫)も話題沸騰中。
こうすれば『メモの魔力』は就活に活かせる!
「自己分析に役立つ!」と就活生の間でも話題沸騰中のビジネス書。今最も注目されている起業家による渾身のメモ術が惜しみなく紹介されています。『メモの魔力』¥1400(幻冬舎刊)
「面白いエピソードがない」というB子さんへのアドバイスは…
褒められるポイントの
一つだけを深堀りすれば解決
B子:強烈かどうかはわからないですが、この中だと〝仕事が早い〞ですかね。インターンで仕事を任されたときに、その人は早さを求めているのか、正確さを求めているのかなどを考えて仕事をしました。
前田さん:それは自分のどういう特性を表しているのかな?
B子:順序立てて行動することが多かったなって思います。
前田:例えばどういうこと?
B子:大学3年時に編入したんですけど、大学1年生からの2年間、大学の勉強もしながら編入のための勉強もして。編入にはTOEICの点数が必要だったので、いつまでに何点取ると決めて、次はこの本を読んで…というように計画を立てました。
前田:なるほど。その中で自分がやるべきゴールは何でしたか?TOEIC?
B子:そうですね。
前田:TOEICは最初に目標点数を決めたんですか?
B子:はい、800点台という目標を。最初は300点台だったので…。でも最後は770点くらい取れました。
前田:すごい!何年で?
B子:1年です。
前田さん流、強みの見つけ方って…
たくさんの薄いエピソードより、
濃いエピソードが1つだけでも
あることのほうが強みになるんです。
最初は300点台だったところから1年で770点になるってすごいこと! だったら今のTOEICの話にインパクトがあるので、その話を先に書いた方がいいと思います。
こういうエピソードがあって、それゆえ私はこういう力がありますというふうに。こういうふうに、人から褒められるポイントの3つそれぞれに薄いエピソードを付け足すより、一つしっかり深堀りした、濃いエピソードをたくさん付け足すようにしたほうがいいですよ!
前田さんのアドバイスで、 自分らしさが見つかりました!
キャッチコピーは『NOTタラレバ娘』にしようかな?
〝目標達成能力が高い〞ことを自分のアピールポイントにしようとしましたが、編入までの過程やTOEICの話は、後悔したくないから絶対にやり切るという自分の強い部分。
そこに気づいたら、アパレルのバイトで目標の売り上げ達成数を常にクリアできていたことも思い出しました。就活までに、強みを証明できる具体例を30個…、いえ、100個探します!
だって、後悔したくないから。