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実際なにするの? 先輩が行った「インターン体験記」が参考になりすぎる

2月。本選考を控えた2021新卒の就活生にとっては不安がいっぱいの時期ですよね。そこで今回は、先輩が行ったインターンの実例をご紹介。参加してよかったこと、苦労したことなどを赤裸々に語ってもらいました。

ケース1)1dayインターン

職種)会社秘書

参加したのは…
N.Hさん 都内女子大3年生

志望業種:秘書、マスコミ、商社一般職
きっかけ:「秘書とか向いてそう!」という友達の一言。好奇心旺盛なのですぐにリクナビで、秘書採用をしている企業のインターンをリサーチ。
選考はあった?:なし。申込み順でした。
他に参加したインターン:卸売業、不動産、金融など

① 人事部の企業概要説明

会社概要の説明からスタート。インターン生約60人が会議室に集められ、一斉に人事部からの説明を受けました。人事担当者が女性だったこともあり和やかなムード。

② オフィスツアー

8人1グループに分かれて自己紹介。女子大や法学部の学生が多い印象を受けました。自己紹介の後はグループごとにオフィスツアー。職場の空気感を知るきっかけに。

③ 社員による仕事説明

社員と秘書、それぞれから仕事内容や1日の流れを全員で聞きます。一緒に組む前にお互いが持っていたイメージややりがいなど、エピソードを交えて紹介してくれます。

④ 座談会

秘書1人、学生4人のグループに分かれ、お茶やお菓子と一緒にアットホームな雰囲気で座談会開始。やりがいや原動力を聞いたり、女性の働き方について質問しました。

⑤ グループワーク

グループで秘書の仕事を実践。メールの文面から正確な情報を読み取って周知し、会議に必要な資料を準備する、という実務レベルの作業は業界研究の材料になりました。

インターンのここがよかった!

会社の雰囲気や社員の人柄を知ることができた

実際に会社に足を運ぶことで、ネットやパンフレットでは分からない、職場のリアルな雰囲気や先輩社員の人柄、女性の働きやすさを知ることができ、業界研究に繋がりました。

事前にしておけばよかったこと

座談会用の質問リストの作成はマスト

座談会でみんな一通り質問が終わると沈黙になることがあり、あまり印象がよくないのかな、と感じたので、質問を多めに考えてリストアップしておくことは大事だなと思いました。

インターンの記事はこちらからも!

内定を勝ち取った先輩が語る「インターンの表と裏」

ケース2) 長期インターン

企業)Web広告会社

参加したのは…
A.Sさん 都内大学3年生

志望業種:デジタルマーケティング職
きっかけ:化粧品のWEB広告をやっているベンチャーに興味があったのと、企業理念に共感する部分が多く、いい環境で働けそうだったから。
選考はあった?:書類選考のみありました。
他に参加したインターン:他デジタルマーケティング会社

① 初日にビデオ研修・テスト5時間

初日は仕事内容をまとめたビデオ研修から。職種別にそれぞれの役割や業務内容を約5時間にわたって紹介。その後、ビデオの内容を受けた基礎知識のテストが実施されました。

②月の予算案をもとに
営業部門にテスト企画提案

あるアプリ上での化粧品や健康食品の広告運用に向けて、予算管理を行いながら広告のプランニングを立てて、営業部門の担当者に提案。ユーザーを疲弊させない広告展開を考察しました。

③ PCでリサーチして広告の仮説立て

あらゆる仮説を立ててテストを実施。新たな施策を考える過程では、購入者の属性や性別、購入した時間など、表面的な数字以外にも様々な要素を取り入れ、本質を見極めることを意識。

④仮説をもとにクリエイティブ部門に
コピーライト依頼

取り組む施策が決まったら、クリエイティブ部門の担当者にアプリの性質に合った広告デザインやキャッチコピーを依頼。商品の魅力やターゲット層なども分かりやすくディレクション。

インターンのここがよかった!

ベンチャー企業ならではの楽しさを実感

若手が担う業務の幅が広く、能力の高い人たちが集結したベンチャーの環境で自分が大きく成長できると実感。大手のみ受けるつもりだった私にベンチャーの選択肢も加わりました。

苦労したこと

文系人間のため数字に弱く、予算管理に苦労した

文系のため数字に弱く、営業利益の計算や予算管理などの部分で苦労しました。ただきちんと必要な知識を身に付ければ、数字ばかりのマーケティングも仕事にできると気づけました。

イラスト/菜々子 取材/坂本結香 編集/藤倉奈々

※この記事はJJ3月号を再構成したものです。

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