1975年の創刊から、ファッションに関する多くのトレンドを生みだしてきた『JJ』が、貴重な過去のアーカイブ誌面からトレンドをプレイバック!第二弾は夏らしいエナジーとパッションに溢れる「サーファー」スタイルをご紹介。これを読めば、70年代に大流行した「サーファー」のことが丸わかり。
◆あわせて読みたい
What’s サーファー?
海やサーフィンが大好きな女の子たちから生まれ、1978年ごろに大流行したスタイル。ヘアスタイルからメイクまで、すべてにサーファーという名がついたのがこの年代。裾の広がったジーンズにトロピカルなアロハ柄や花柄、ペイズリー柄のトップスをまとい、清潔感のある爽やかなヘアやメイクで仕上げるのがポイント。
➀ カラフルな「レインボー」配色がテッパン
(1枚目から『JJ』1978年7月号、1979年1月号掲載)
サーファースタイルに欠かせないのは、虹のようにカラフルなアイテム。差し色に鮮やかなカラーをプラスして、太陽の下が似合うアクティブなコーデに仕上げるのがポイント。ホワイトコーデとの相性もバッチリ。なかでも多色使いのラインをアクセントにした「レインボー」アイテムは大人気だったよう。
② トロピカルな柄やモチーフがキホン
(JJ 1978年7月号掲載)
南の島を連想させるようなトロピカルな柄やモチーフを使ったアイテムをチョイス。大胆な柄物トップスや、サマーニット+柄スカートのスタイルが大人気。一方、小物は麻などのナチュラルな素材を控えめに取り入れてカジュアルにしすぎないのがポイント。当時のJJでは、エレガンスモードをブレンドしたお嬢様らしさを感じられるサーファースタイルを提案。
③ 刺繍アイテムも欠かせない
(JJ 1978年7月号掲載)
サーファースタイルに欠かせないのが、刺繍アイテム。トップスや小物に刺繍アイテムをチョイスして、エスニックな雰囲気に仕上げて。カゴバッグやひもベルトなどのナチュラルな小物を合わせるのがサーファーっぽい!
④ スモーキーカラーを使いこなすのが上級者
(JJ 1978年7月号掲載
ブリーチして色あせたようなスモーキーカラーアイテムも流行。ビーチにもサッと溶け込むナチュラルなサーファースタイルでまとめるのが上級テクニックだったよう。ダークなトーンだけでなく、明るいトーンのアイテムをプラスしたコーデも人気。今にも潮風の香りがしてきそうなナチュラルなアイテムを使ったコーデは、現代のサーフ系ファッションにも通じるものがありそう。
⑤ 秋冬も流行したサーファースタイル
(JJ 1978年2月号掲載)
肌寒い季節になっても、サーファーブームは健在。デニムやスモーキーカラーのパンツにエスニックな柄物のミニジャケットを合わせたスタイルが人気。夏だけでなく1年を通して楽しめるサーファースタイルは当時の女子大生を中心に人気を誇りました。
1970年代に女子大生の中で大流行した「サーファー」スタイルをご紹介しました。第三弾は、サーファーとは雰囲気が変わったブーム「ハマトラ」について特集するのでお楽しみに!
※本記事は過去の「JJ」を再編集したものです。
再構成/JJ編集部、横井夏海