1975年の創刊からファッションに関する多くのトレンドを生み出してきた『JJ』が、貴重な過去のアーカイブ誌面からトレンドをプレイバック。第4弾は女性なら一度は憧れる「エレガンス」特集。これを読めば、80年代に大流行した「エレガンス」のことが丸わかり。
What’s エレガンス?
ニットやスカートを中心に全身を高級ブランドで揃えた、神戸の女のコが火付け役のスタイル。カジュアルさをブレンドしつつ、女性らしさも兼ね備えたエレガンスブームは、当時の女子大生の間で大流行。斜め掛けのポシェットなどの小物を合わせるのがエレガンスファッションのキホン。
(JJ 1982年11月号掲載)
➀ シックだけど華やかなお嬢様スタイル
(JJ 1982年12月号掲載)
上下を同系色でシックにまとめた、神戸のお嬢様らしい華やかなスタイルが人気。大胆なフリルや襟のついたセーターに膝丈のギャザースカートを合わせ、斜め掛けバッグをプラスするのがエレガンススタイルのお手本コーデ。
② エレガンス世代に人気の小物とは?
(JJ 1982年10月号掲載)
靴はクラシカルな装飾やタッセルのついたヒールローファーやストラップシューズ、安定感のあるヒールが目立ちます。トラッドの中にどこか女性らしさを感じられるスタイルが、エレガンス派シューズのキホン。
バッグは信頼ブランドを中心にデイリー使いしやすい機能性重視の斜めがけや、巾着型が主流。中身の出し入れや仕分けやすさもバッグを選ぶうえで重要なポイント。エレガンス世代の小物は、今も変わらず人気のカラーやカタチがたくさん!
③ アイテム選びのコツは”高級感”
(JJ 1982年10月号掲載)
エレガンス派のアイテム選びのキーワードは”高級感”。重厚感のあるトップスにギャザースカートを合わせて女性らしいふんわりとしたボディラインを演出。ニットやカーディガンは人とかぶらない、凝ったデザインのものをチョイス。
④ 個性的なスタイルにもエレガンスを取り入れる
(JJ 1982年11月号掲載)
個性派エレガンス世代に大人気だったのはエスニックアイテムの大胆使い。当時のJJでは、ブーツやバッグにさりげなくエスニックなアイテムを使ったコーデを提案。ここでも全体的なカラーはシックにまとめるのがポイント。
また、大胆な柄アイテムや差し色になるバッグで個性派をアピール。
1980年代に神戸から始まり、女子大生の中で大流行した「エレガンス」をご紹介しました。第5弾は、エレガンスとはまた違った上品さを持つ「ニューベーシック」について特集するのでお楽しみに!
※本記事は過去の「JJ」を再編集したものです。
再構成/JJ編集部、横井夏海